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全編英語のセリフに挑戦した武田幸三の迫力満点アクションに監督が太鼓判!

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2013/04/02 (Tue) 06:40:32

 第五回沖縄国際映画祭で上映された映画『デスマッチ』の主演を務めた武田幸三、ヒロインのエル・ベラスコ、アーティ・モーガン監督こと室賀厚が、灼熱(しゃくねつ)のフィリピンで行われた12日間の撮影を振り返った。


 武田がキックボクサーとして活躍していた現役時代から大ファンだったというモーガン監督は、「武田さんと一緒にお仕事ができると聞いた瞬間に、それなら拳だけの西部劇をやろう! とすぐに脚本執筆に取り掛かりました」と本作誕生の経緯を説明。本作が主演デビューとなる武田は、「役者に転向してまだ2年ですから、見るもの全てが勉強でしたね。アクションシーンのために1日5時間のトレーニングを2か月続けて現役時代の肉体に戻しました」と作品への意気込みを語った。

 武田は、撮影でモーガン監督の男気にほれ込んだといい、「朝5時から夜中過ぎまでのハードな撮影が続く中で、毎日気合の入った演出をしていただきました。土砂降りの雨の中でも、『俺は要らねえから』って傘も差さずにいる。素晴らしい監督です」と絶賛。アクションと共に男同士の熱い友情も描かれている本作同様、撮影を通して監督と男同士の絆を深めたことを明かした。

 また、武田演じるジョーが静かに見守る美しいヒロインを演じたエルは、「最初はすごく寡黙な印象を受けたんですが、実際に撮影が始まると現地のスタッフたちともジョークを飛ばし合って現場を明るくしてくれていました。とても面白くていい人です」と武田の意外な一面を語った。

 現場近くの村に住む子どもたちからも大人気だったというほど普段は気さくな武田だが、ファイトシーン撮影前は、誰も話し掛けられないほど緊張感に包まれていたそう。武田は「現役時代の試合前を思い出しましたね。当時と同じように意識を集中して、気持ちを高ぶらせていました」と語るが、そうして撮影されたシーンは、確かに現役時代をほうふつさせる殺気に満ちた仕上がりになっている。

 そんな武田に、モーガン監督も「武田さんは、男もほれる男! 最高にかっこいいアクションが撮れました!」と自信をのぞかせている。全編英語のセリフに挑戦した武田が、鍛え抜かれた肉体で魅せるアクションは、ハリウッドスターにも負けない迫力。キックボクサーから役者に転向し、新たな人生の第一歩を踏み出した武田の今後に大いに期待したい。(編集部・森田真帆)


全編英語のセリフに挑戦した武田幸三の迫力満点アクションに監督が太鼓判!
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